血圧が非常に高い状態が続くと、
脳出血などを引き起こす可能性が増すため、
どうしても降圧剤の助けが必要な時もあります。
しかし、降圧剤は高血圧を『治療』する薬ではなく、
薬の力で強引に血圧を下げるための薬なので、
本来は長期間飲み続けるべき薬ではないのです。
降圧剤を使って血圧を下げるということは、
人間の体からすれば『不自然』なことなので、
できる限り降圧剤は使わない方がよいのです。
高齢者の場合、降圧剤を飲んでいる人が多いですが、
体調がすぐれず降圧剤を飲まざるを得ない以外はなるべく飲まない方がいいです。
なぜなら加齢により血管が硬くなっているので、
心臓より血圧を押し出すとき、血管壁に圧力がよけいかかるからです。
降圧剤にたよらず血圧を下げる努力をする必要があります。
降圧剤を飲んで血圧を下げると、確かに脳出血は確実に防ぐことができます。
しかし脳梗塞や心筋梗塞の場合は、降圧剤で血圧を下げすぎると、
かえってリスクが高まるという報告があるのです。
それは降圧剤を飲むことによって必要な血流が不足し、
血栓ができやすく、血管が詰る脳梗塞や心筋梗塞が発生しやすいからです。
昔は脳卒中の大半は脳出血でしたが、現在は脳梗塞が75%を占めているのです。
また、
糖尿病患者の約4割から6割の人が高血圧も併せ持っています。
そして高血圧も糖尿病も、最初は何の自覚症状もないまま進行しますが、
お互いに影響し合ってさまざまな合併症を引き起こす危険性が高まります。
高血圧と糖尿病が影響し合うと、高血圧が糖尿病を悪化させ、
さらに糖尿病が高血圧を悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。
動脈硬化が進みやすくなり、
脳卒中や心臓病などの死に至る病気になる危険性が高まります。
高血圧も糖尿病も生活習慣病のひとつで、主に生活習慣が原因です。
特に大きな影響を及ぼすのが、食べすぎと運動不足による肥満です。
降圧剤を長期間使用し続けると、副作用が心配になってきます。
降圧剤を使用していて、発疹、めまい、ふらつき、貧血、吐き気、
頭痛、動悸、息切れなどの症状がでたら、注意が必要です。
おおみや診療所の松本光正医師は次のように言っておられます。、
「降圧剤は、自律神経の働きを狂わせて免疫力を低下させ、
さまざまな病気の原因になるといえます。
心臓病や腎臓病の患者さんの中には、長期間降圧剤を服用している人が目立つことから
、私には、その使用に疑問を抱くようになったのです」
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